三重県の住宅ローンについて

三重県内で注文住宅を新築するにあたって、やはり必要となるのは住宅ローンによる資金の借り入れです。三重県内にはさまざまな金融機関がありますので、利率をはじめとする主要な条件をよく確認して、もっともメリットが高そうなところと契約をするのが望ましいことはいうまでもありません。
しかし、住宅ローンというのは、単に申し込めばただちに契約ができるというものではなく、金融機関によって一定の審査があるため、これをクリアした人でなければ、正式な契約に至ることはむずかしいのです。特に、同じく三重県内で注文住宅を新築するとはいっても、ずっと三重県内に住んでいたわけではなく、仕事などの関係で他の都道府県から移住することを前提としているというのであれば、なおさらこの審査をクリアするのがむずかしいということがあるのです。
たとえば、いったん前の仕事をやめて三重県内で新しい勤務先を得た場合には、その勤務先での勤続年数が少なかったり、年収が少なかったりするのは当然といえます。ところが、勤続年数や年収というのは、住宅ローンの審査の重要な判断材料となっており、もしも一定の基準に満たない場合は、住宅ローンで資金を貸し付けても返済をしてもらえる見込みがない人とみられかねないのです。
しかし、三重県の場合は、一部の民間の金融機関と移住促進を目的とした包括協定を締結しており、そのなかで新規移住者にとって有利な住宅ローンのメニューが導入されていますので、これを活用するという手段があります。
たとえば、通常の住宅ローンであれば、サラリーマンの場合、勤続年数は最低でも1年以上は必要ですが、この移住者のための住宅ローンでは、特に年数を問わないことになっています。また、年収についても、同様に通常は300万円以上というのが相場ですが、やはりその金額は問わないことになっています。住宅ローンの利率に関しても、一般的なものよりもいくらか優遇されていますので、支払いも楽になります。
ただし、このような移住者のための住宅ローンでは、三重県内に移住してから3年以内、または移住予定であって、かつ、三重県の紹介を受けていることが条件となります。この場合、三重県から移住証明書の発行を受けて、これを金融機関に提出することになります。また、いくら移住証明書があるからといって、現在の職場への在籍確認は行われますので、当然ですが、虚偽の申告によって住宅ローンを得ることはできません。