三重県の土地探しのポイント

三重県に転入するなら、長く付き合える工務店との付き合いを検討しましょう。賃貸住宅で入居しながら一戸建てを新築したい場合は、地域密着型で設計と施工を担当している工務店の存在が頼りになります。
工務店の中でも地域情報に精通していて地元ならではのネットワークを備えているのが注文住宅の工務店です。注文住宅では、国産の天然無垢材を豊富に使用します。三重県は林業が盛んな地域で、住宅用の建材も豊富です。林業の業者とのネットワークがある工務店は、林業の盛んな地域の地主との親交も多く、不動産会社では仲介していない土地の情報も把握している場合が多いです。
三重県の南部は自然が豊かな地域ですから、高台の土地を探して一戸建てを新築すれば、眺めの良い住まいが実現できます。高台で注意したいのは、土地の地盤と、道路状況です。平坦な土地の地盤は、強化対策や改良工事で変えられますが、傾斜地の土地は切り土と盛り土のバランスによっては工事が困難になります。地盤強化で注意したいのが、敷地内の強弱だからです。地盤が強い場所と弱い場所が同じ敷地内に存在しやすいのが傾斜地の土地です。高台は津波の心配がなく、日当たりも良好なので、湿気対策もしやすくて衛生的な環境に整います。切り土の場所は地盤が強く、盛り土の場所は地盤が弱いのが特徴です。地盤が弱い盛り土に対しては、砕石を混ぜ合わせたり、鉄骨を打ち込んだり、鉄筋コンクリート柱を地中深くに埋める工事で改善できます。問題なのは、切り土の場所で強弱の差がある場合です。
コンクリート基礎を施工する前に、建物の真下の場所は、できるだけ均一な強度に仕上げておくのが理想的です。強度は、もっとも強い場所を基準にするのが安心です。注文住宅の工務店は、原則的に安全に一戸建てを建築する土地を選びます。
三重県の土地勘を知らないのであれば、土地勘を知り尽くしている工務店のアドバイスに耳を傾けながら土地探しをしましょう。不動産会社の登録物件は、地盤調査済みであっても工事車両が進入しにくい道路に隣接している場合があります。敷地面積だけでなく、隣接する道路の幅も重要ポイントです。工事車両の大きさを工務店に質問しておけば、必要な道路幅を推測しやすくなります。高台の傾斜地は、平坦な平野部のようにはクレーン車を操作しにくいため、一戸建てを新築する前提で土地探しを工務店にしてもらうのが賢明です。工務店は自社で施工工事が可能な土地なのかを意識して判断してくれるからです。